泌尿器科
診療担当医表
月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 | |
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9:00 〜 12:00 | 福井 | 福井 | ||||
14:00 〜 16:00 | 馬塲 | 奥末 |
泌尿器科の特色
泌尿器科領域におけるレーザー治療
現在各種の医療用レーザーが開発され、各分野で治療に応用されています。
泌尿器科領域では特に前立腺肥大症や尿路結石症等の良性疾患の内視鏡手術で用いられ、当院では尿路結石症内視鏡手術で積極的に治療しています。
近年の内視鏡やレーザー機器の進歩により、手術で選択される症例がふえているのがこの治療法です。
手術方法は経尿道的に内視鏡を挿入し、目的の腎ないし尿管の結石をレーザーで破砕、回収する方法(経尿道的腎尿管砕石術:TUL)となっています。使用するホルミウムヤグレーザーの特性で人体に悪影響を及ぼさずに結石の治療が可能なのがメリットで、さらに砕石した砕石片も回収できるというメリットがあります。
当院でも手術症例が増えつつあり、結石等でお悩みの方はご相談ください。
前立腺肥大症に対する新しい革新的な低侵襲治療
当院では、最新の医療技術を駆使し、前立腺肥大症に苦しむ方々に最適な治療法を提供しています。経尿道的前立腺吊り上げ術や前立腺水蒸気治療などの革新的な低侵襲治療により、手術に伴うリスクや回復期間を最小限に抑えながら、患者さんの生活の質を向上させるお手伝いをしています。当然従来の前立腺肥大症手術(経尿道的前立腺切除術など)も提供可能です。
経尿道的前立腺吊り上げ術(ウロリフト)
尿道から内視鏡を挿入し、前立腺部尿道をインプラントにて挙上・拡張することで尿路の圧迫を軽減します。手術後の痛みや回復期間が短く、早急に通常の日常生活に戻ることができます。

前立腺水蒸気治療(WAVE)
前立腺部尿道内に103℃の水蒸気を注入して前立腺の一部を変性させ、組織を収縮させることで尿道の圧迫を軽減します。この低侵襲治療は、患者さんにとって安全で効果的かつ手術後の不快感が少なく、通常の生活に早く戻ることができます。

通常の経尿道的前立腺切除術のみではなく、新しい低侵襲治療である経尿道的前立腺吊り上げ術、前立腺水蒸気治療なども施工可能です。興味のある方はお気軽にご相談ください。
難治性過活動膀胱に対する治療について
「尿の回数が多い」「間に合わない」「漏れてしまう」
こんな時はぜひご相談ください!
内服ではなく、カウンセリングから始まり、理学療法を含めたたくさんの治療法があります。一人ひとりの患者さんに合った治療を組み合わせ、相談しながら、満足のいく治療法を選択していただきますが、どんな治療をしても良くならないという方にはボツリヌス療法という治療をおすすめしています。
ボツリヌス療法
ボツリヌス療法は難治性の頻尿、尿失禁に対する治療法で、ボツリヌス菌が作る天然のたんぱく質(A型ボツリヌス毒素)から生成された薬を膀胱内に直接注射する方法です。A型ボツリヌス毒素を膀胱の排尿筋に投与することで、膀胱の異常な収縮を抑えて頻尿、尿失禁を改善させる治療法です。治療は基本的に外来治療、投与で、治療効果が非常に高く難治性排尿障害の患者さんには是非お勧めしたい治療法です。
2020年4月に保健適応となったばかりの新しい治療法で、当院でも施行可能です。
「ボツリヌストキシン」が「アセチルコリン」という神経伝達物質をブロックすることで過剰な膀胱の筋肉の緊張を緩めて異常な収縮を抑えます。

スタッフ紹介

医長 福井 勝也Katsuya Fukui
- 専門医
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
- 指導医
日本泌尿器科学会泌尿器科指導医

非常勤 馬塲 雅人Masato Baba
- 専門医
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
- 指導医
日本泌尿器科学会泌尿器科指導医
- 認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医

非常勤 奥末 理知Richi Okusue
- 専門医
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医